アパート・マンション経営をしている地主さんの大多数が、ご自分の物件(商品)を不動産会社に丸投げし、他人依存型の経営をしています。長い年月の間、すべて他人に任せて、自分で考えることを拒否する習慣を身につけてしまっています。
改善していくには、「地主さんの意識を変えることからスタートする」と言う事です。
20世紀型の大家意識を捨て、サービス業として経営することが大事です。
根本的なところで地主さんの意識が変わらなければアパート経営は成功しないのです。空室対策アドバイスは地主さんとの共同作業です。しかし、実戦するのはあなたです。孤独な作業かもしれませんが、あなた自身しかいません。まず最初に空室を、地主さんと顔を合わせて一緒に考えていくことからスタートしましょう。
空室対策において、ポイントは以下の通りです。
- 1.空室の原因を把握し、分析、検証して対策を練る
- 2.不動産会社と協力しながら空室を埋めてもらう。
- 3.入居者の欲していることを知り常に入居者の視点で対策マーケティングを実践する。
- 4.ポイントを押えた適切なリフォームを行う。
過去の空室改善として行った内容
私は、過去に築15年が経過した古いアパート8世帯(間取りは全て2K)がありました。年間の空室率が常に50%以上なので、管理会社と協力しながら空室の募集や各部屋の設備アップなどを含めて検討した結果、大家としては募集しやすいように空室のリノベーションを行いました。
内容としては、CFをフローリングへ変更とキッチンをシステムキッチンへ変更・洗面化粧台を変更・和室を洋室へ変更・和室の物入れをクローゼットへ変更しました。
このリノベーションに関しては、管理会社の担当さんと支店長さんの協力の基、工事金額や設備・大工工事内容について協議して最終的に成功できました。
上記の内容は、空室改善の1つの事例にすぎないので、物件によっては費用を掛けずにできる対策があります。
空室の入居促進業務
- ・募集家賃の相談
- ・所有不動産の各部屋の把握
- ・リノベーション相談
- ・不動産管理会社の見直し
- ・募集広告の相談